井上病院は宮崎県の県北 延岡市にあります産婦人科・小児科病院です。

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医療法人社団育生会 井上病院
〒882-0866
宮崎県延岡市平原町1丁目990番地1
●産科・婦人科
TEL:0982-21-5110
FAX:0982-21-6087
●小児科
TEL:0982-23-7402
 
高千穂産婦人科診療所
〒882-1101
西臼杵郡高千穂町大字三田井
1099番地14
●産科・婦人科
TEL:0982-82-2722
FAX:0982-82-2702
007866
 

熱性けいれん

   
単純型熱性けいれんは38度以上の発熱に伴うけいれんで、多くは発熱から24時間以内に起こります。
1歳前後の児に多く、眼球が上転し意識がない状態で四肢をがくがくとさせたり、
四肢を硬直させる発作が一般的です。
通常は数分以内であることが多く、痙攣後はすぐには目を覚まさず意識が朦朧となることもあります。(てんかんの既往のある方や、代謝性疾患、中枢神経感染症が原因のものは熱性けいれんから除きます。)
意識があって、四肢をぴくぴくさせるのは、高熱時の悪寒の可能性が高いです。
アメリカでは6ヶ月~5歳の発熱した小児にとって良性の一般的な出来事として、単純型熱性けいれんには治療は行わないとされています。
当院ではダイアップ坐剤の予防投与にてついては、初回では原則行わず、複数回ある場合などに家族と相談して決めます。
※15分以上の遷延性発作があった場合は1回かぎりでも、予防投薬を実施します。

検査:単純型熱性けいれんで、けいれん後に意識がしっかりして全身状態が良い場合は検査は必ずしも必要ありません。個々の状況に応じて判断します。
脳波検査は全例に行う必要はないとされ、てんかんを心配して行う場合は、
けいれんから10日以上あけてすることが望ましいとされています。
当院では脳波検査は行えず、必要時は県病院に紹介します。

複雑型熱性けいれんとは、
発症年齢:6カ月未満または6歳以上。
発作のタイプ:体の一部のみを痙攣させる。(悪寒はのぞく)
痙攣時間:15分以上  ⇒救急車を呼んでください。
24時間以内に複数回起こる。
この場合はなるべくすみやかに病院を受診しましょう。
(救急車を呼ぶことを検討)

今後熱性痙攣をおこす頻度
初回を1歳未満でおこした児、両親いずれかに熱性けいれんの既往がある場合は50%で2回目がおきます。
1度でも起こした児は約30%で2回目がおきます。
 
痙攣をおこした場合の対処方法
1:体温を測定し、発作の長さと性状(左右差はないか、体の一部分だけのけ
   いれんか、全身性のけいれんどうか)を観察記録する。
       携帯の録画機能などで撮影すれば、受診時に診てもらえます。
2:口の中を見て、舌をかんでいなければ指や割りばしなどを口に詰め込まない。
3:下顎に手を当て上へ押し上げて気道の確保に努め、呼吸しやすいように衣服をゆるめる。
4:顔を横向きにして、嘔吐しても気管に吸い込まないようにする。
5:痙攣がとまり、目が覚めて意識がしっかりしていればあわてて受診する必要は ありません
様子がおかしい・5分以上続いている時は迷わず救急車を呼びましょう。

※熱性けいれんと鼻水どめ。
風邪薬で使う鼻水どめ(抗ヒスタミン薬)には痙攣をおこしやすくなるものがあります。
抗ヒスタミン薬の新しいタイプのもの(抗アレルギー薬、第二世代抗ヒスタミン薬)は痙攣をおこしやすくはしないのですが、残念ながら風邪に対する保険適応がありません。
当院処方の熱のない風邪に処方するテルギンGインベスタンシロップは熱性けいれんの既往がある方で6歳未満児は、発熱(37.5度以上)時は服用中止してください。
<<医療法人社団育生会 井上病院>> 〒882-0866 宮崎県延岡市平原町1丁目990番地1 TEL:0982-21-5110 FAX:0982-21-6087